感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
30
前巻でも触れられていた通りに、今巻は誘拐された男爵家の娘を捜索する物語。とはいうもののそこは難しい現場からは遠ざけられるカタリナのことなので、メインは潜入捜査でやってきた港町のレストランでウエイトレスを頑張るお話。カタリナとマリアの奮闘でレストランが盛り上がるところや、アルノーとの交流はほのぼのとして楽しかったです。一方で男爵家の娘の誘拐事件の方はとんとん拍子に話が進んでしまって、やや消化不良の感も。今巻からついに人物紹介欄でジオルドが他のライバル達と同じ枠に入れられてて笑いました……2020/11/18
シルク
27
もう、本当に、いいなあ!! と、ベッドに寝転がって胸に本抱き締め、「ほふぅ」と満足の吐息もらしてるよ。ほっぺツヤツヤだよ。おいら何歳だよ! と思うけどさ(笑) しばらく買わないでおいてたこのシリーズ、久々に買った前の巻が大当たりで、光の速さで最新刊(これ)ポチッたさ。前巻で、それまでと変わっていた、「カタリナ目線→時間軸をずらして、他の人目線で続きから」が、まるっと元に戻ってしまっていたのは「あちゃー...」と思ったが、そういう文章の難を、内容が凌駕していると思う。殊にこの巻では、ゲームの本来のヒロイン→2020/06/25
サケ太
21
カタリナの攻略がピンポイントすぎる。相も変わらず考えなしでピンチに陥るカタリナ。自分自身の価値を理解してないとやきもきするが、これが周囲の人物たちが抱いている感情だろうか。マリアの新しい力。物語はどんな感じで進んでいくのか。ただ、シリアスよりもカタリナがみんなとわちゃわちゃしててほしい、短編みたいな話も読みたいと感じる。2020/04/29
nishiyan
15
男爵令嬢誘拐事件捜査の為、港街オセアンへと向かうことになったカタリナ、ソラ、マリア、ラーナたち魔法省組。カタリナのお節介と単独行動がまたも事件解決の糸口を掴んでしまう本巻。相変わらず無自覚なカタリナにどんどん愛を重たくするマリア。カタリナが海を見つめるだけであの反応は重すぎる。ソラには嬉しい再会がありと契約書問題等に進展はないものの魔法省組の絆が深まり内面の掘り下げがさらにされたというところか。セザールとの再会はカタリナがエテェネル国へ行く展開があるのだろうか。セザールの出番が増えてほしい。次巻が楽しみ。2020/05/17
リディア
14
今回はさほどのストレスなく読めました。マリアって万能ですね。さすがゲームのヒロイン。ソラのスラム時代の幼馴染のアルノーは今回たらしこんではないので、ゲームのキャラは増えてないのかな?ジオルド他の人達が少ししか出て来なくてちょっと淋しい。2020/07/09