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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
幸音
5
おすすめされて。寄宿舎もの。少女が少女でいられる期間と大人になった彼女達の物語。全体的に好きな要素多いんだけど、甘さよりほろ苦さを味わう。「凍える指先」同じ日に捨てられ双子のように育ったフィオナとエイミー。「白百合が赤に染まる日」変わらずに子どものままでいたいトトと男の子と手紙を交わすようになるエリス。恋心の自覚の瞬間がほの暗さ満載。けれどその後は甘くて素晴らしかった。「春の夢」眠るフィオナに残酷なことを告げるエイミー。フィオナの抱く『好き』の違いがはっきりしていてエイミーの片想いに胸が締め付けられた。2014/12/28
しば
4
女子のギムナジウム。まず絵が可愛い。細い線が良い。フィオナ、可愛い。双子に見捨てられたフィオナがかあいそう。僕も、ひとりで生きよう。温かさは捨てて。 トトとエリスは一瞬不安になったけれど、良かった。幸せであってほしい。2015/01/15
koke
2
再読。早く大人になりたいと思っていたので共感はしないが、エイミーが口ずさむ「冬の旅」が刺さる。2023/06/14
toto
2
孤児が対象の寄宿舎を舞台とした群像劇。成長の過程で周囲との関係はどうしても変化していくものですが、それは将来への期待でもあると同時に寂しさのニュアンスもまた持っています。大人になるということを真摯に描いた作品で、かつて子供であった自分を抱えている人には何かしら響くところがあるのではと思います。またどの話も恋愛話として成立しています。このテーマで一過性の~等の方向に行かない所にジャンルの変遷を感じました。2014/11/20
true「」
2
寄宿舎(孤児院)ものの連作ストーリー。上巻はフィオナとエイミーの物語が2つ、フィオナたちに憧れる年少のトトとエリスたちが成長してからの物語が1つ。寄宿舎の閉じた世界の静謐な空気も魅力ではありますが、キャラの感情をしっかりセリフや表情に出しているので、いわゆる雰囲気だけのマンガにはなってません。直球の百合マンガです。上巻だけでも話は完結してるので手にとってほしい一冊2014/10/18