- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 一迅社文庫
内容説明
カーヴェルよりの侵略軍、その将はライサンダー！パルミアの第一王女アルトとの同盟は決裂し、再び独力で国作りを進めることになったルシードとファル。近隣諸国からの移民受け入れを増やし、徐々に勢力を増しつつあるアスティリアに懸念をいだいたルシードの祖国カーヴェルはいまならば一戦交えればルシードらを滅ぼすことができると判断し、急な派兵を決定した。アスティリアに迫るカーヴェル王国の軍勢。その先頭にはルシードのかつての忠臣ライサンダー将軍の姿が。ルシードたちは経験豊富なライサンダー率いる軍勢を相手に己の国を守り抜けるのか！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
アルトとの同盟は決裂、再び独力で国作りを進めることになったルシードとファル。徐々に勢力を増すアスティリアに懸念をいだいたルシードの祖国カーヴェルが、忠臣ライサンダーに託し派兵を決定する第四弾。妻を人質に取ってライサンダーを従わせ、密かに派兵するアンバート。ライサンダーの奥さんはなかなか面白い人でしたけど、脆弱な戦力しかない絶対絶命の危機を、ギリギリの綱渡りながらも荒業も使って何とか乗り切りましたね。いい感じにまとまっての第一部完には満足でしたけど、諸事情あるようで続巻は他から出るんですかね。待ってますよ。2016/12/19
佐治駿河
8
一迅社文庫の最後の出版物。これ以降一迅社文庫の作品が発表されることはありませんでした。結構シリーズの序盤から思っていたことですが、カーヴァルとパルミアの両国の争いが長く続いており、戦争に嫌気がさしている国民が多数いれば両国の一部の人間がクーデターを同時起こし、それぞれの国を乗っ取って平和条約を結ぶことはあり得るのではないだろうか？だって戦争を続ける王族より、戦争が無い国を樹立してくれる新指導者を望む人も多いのではないだろうかと考えていました。本書はそのような設定ではないですがね。2024/04/03
彼方
6
近隣諸国の移民受け入れを増やし、徐々に勢力を増すアスティリア。その影響に懸念を抱くルシードの祖国、カーヴェルが派兵を決定する第4巻。今回ようやく国作りが始まりだし奔走具合は良かったものの、敵の偽装に気づくのが遅すぎて何だか少し違和感を覚える…勢力差的に押されるのは仕方ないですが、4巻にして敵の名前アリは誰も死なずとフラストレーションが溜まるなぁ…化物関連の聖剣もこのシリーズには求めていなくて…。しかし基盤が出来てきてこれからという所で第一部完とは、長く続いてこそ輝く世界観だと思いますので続巻期待してます。2019/08/16
天涯
6
４巻でひとまず一迅社文庫版は完結。どう新しく続けていくのかは心配。今回はガイセス村にルシードの忠臣、ライサンダー将軍が攻めこんでくる。ライサンダーに焦点が当たるのは嬉しかったが、苦しい立場。奥さんはちょっと怖い(笑)各キャラに見せ場あり。続きはどうなるのか。他社から出版だと思うが、また１巻から買う羽目になるのは勘弁。2016/12/19
ジャッキー
5
一迅社さんの方からの出版は終わりで続きは夏ごろ出るかも、とのこと。 コンスタンスの居場所がばれ、アンバートは彼女の奪還を画策する。ついでに目の上の瘤みたいな辺境のアスティリアを潰してしまえと、妻を人質にライサンダーをけしかけた。 3巻で互いの想いを確かめ合ったルシードとファルの初々しさにこっちまで恥ずかしいw そんな意味でもサービス多めだったかも。(ファル可愛い) どうやら同じ世界の別シリーズも春からスタートするらしい。そちらも楽しみに2016/12/19
