内容説明
「君は私の婚約者だ。だが…私に媚びる必要はない」辺境の老伯爵の再婚相手に選ばれた、貧乏名家の令嬢リリーマリア。家族のため覚悟を決めて嫁ぎ先に向かった彼女を待っていたのは、異形の獅子を従える美貌の青年伯爵だった。悪魔に憑かれ不老だという彼は、形だけの婚姻関係を申し出てきて―!?悪魔憑きの青年伯爵と、彼に求められた令嬢が織りなす悪魔婚約ラブファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
20
「ソロモン王の72の悪魔」をモデルにしたものが登場するので、たった2体なのが残念だけど、ちらちらと意味ありげに姿を見せるこの青年も悪魔に違いない!と、変な楽しみに胸踊らせて読みました(笑)。いやいやモチロン、けなげなヒロインが伯爵を和らげる展開にも、どきどきしました。伯爵、意外とチョロい…というか、ヒロインが恐れ知らずだったから馴染むのが早かったのかな。有能な執事が失われてしまったので、今後のお城経営が心配ですが、下心あっての有能さだから、いても同じことでしょうかね。新しい執事を探しましょう。2016/07/21
ちいたけ
5
や~~真っ直ぐでよいお嫁さんぢゃ。\(^o^)/2015/10/27
サキイカスルメ
4
リリーが本当にいい子。幸せになってほしいなぁ。家族のために会ったこともない伯爵との結婚を決意したリリーと、謎が多い伯爵サルヴァトーレのお話。中盤の2人が仲良くなっていくほのぼのなところが好きですね。糖度は低めかなぁ。いや、私が激甘好きだからかもしれません。終盤の急展開に少しついていけなかったですかね。昔の女の人の影がちらつくのがどうもなぁ。リリーが脇に追いやられてる感じがしてしまいました。色々と謎は明かされないままだから続くのでしょうね。2015/11/02
ゼニガメ
3
名ばかり名家の貧乏貴族の少女が政略結婚で、顔も知らない老人のもとに嫁入り。百歳以上年上の彼は、悪魔憑きの不老不死だという。孤独なヒーローに歩み寄ろうとすれヒロインが健気で好い人だ。庶民的で現実的なところも可愛らしい。ヒロインのお母さんの「『ありがとう』と告げることで、そこにその人がいたことを感謝し、『あなたがいてくれて良かった』とその人の存在を肯定することにつながる」という教えが素敵。サイコパスな恋敵の出現で、不安要素残しまくりで続くになっているから、のんびり読もう。2017/07/11
さり
3
思ったよりもバトルしてた。ヒロインが良い子。2016/04/02
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