内容説明
今年最初の雪が降った１２月。初雪は旧市街の一画で、真っ白なドレスを着た美しい少女に出会う。雪に降られながら、少女は一匹のウサギを探して街をさまよっていた。一夜の不思議な出会い。そして数日後。学園にドレスの少女、「桜」が転校してくる。最後の冬へ、初雪を連れて行くために。めぐる春夏秋冬。終わる１０９５日。やがて冬を越えて、春が訪れる頃。ついに積もることのなかった雪の思い出を抱いて、少年は立ち尽くす。ＳＡＧＡ ＰＬＡＮＥＴＳの贈る大ヒットアドベンチャーＰＣゲーム『はつゆきさくら』のノベライズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葛野桂馬＠時津風＠ハスター
2
原作未プレイ。書店でたまたま目に着いて購入した本。作者の作品は何作か持っているけど、原作があるにしろ、ここまで雰囲気のある作品を書ける人だとは思っていなかった。優しく、哀しく、温かく、儚い、生者と死者の物語。彼らは全員幸せになれたのだろうか。すごく綺麗な物語だった。2013/09/03
ダクヲス。
1
原作プレイ済。なんで中のイラストほんたにさんじゃないの!?そこだけが心残り。あの膨大な量のテキストを桜ルートに絞って要所要所うまくまとめているのには好評。しかしサブキャラの個性が曖昧になっているので未プレイの方は少々混乱するかもしれない。久保の描写がもっと見たかった←何気久保好き ラストは若干駆け足気味だったが、原作を思い出しつつなかなか楽しめました。2013/08/20
(天才)ネカマ
0
原作プレイ済。やはりラノベ一冊では全て原作の内容を載せることは難しい。そもそも原作も相当ストーリーがガバガバだったのにその上でのラノベ化というは、非常に難易度高い挑戦だと思う。企画側は何を考えているのだろうか。原作と違う点を挙げると、やはり全体的に速度感がある点だと思う。叙述を意識の流れに沿って速く展開していくことで、特有の映像感(?)を作り出している(最近の8月作品でも見られる傾向かな)。まるで原作ありの映画を見る感じ。しかし、オリジナル作品ではやっぱりシーン別に緩急をつけたドリブルも見たい。2013/10/01
