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内容説明
平凡な大学生・篠里朝乃が頼まれたのは、人工人間「初音ミク」のフィールドテストだった。人間そっくりの「初音ミク」に戸惑いながらも、いつしかミクと心を通わせていく朝乃。だが、彼女には大きな秘密があることを知り―?大人気楽曲『初音ミクの消失』を含む、一連の『消失』シリーズがノベルオリジナルストーリーとして新たに生まれ変わる!
著者等紹介
cosMo暴走P[コスモアットボウソウピー]
初音ミクブーム黎明期からネット上に作品を公開している音楽クリエイター。自身の投稿した作品の総再生数は2000万回以上。2010年にEXIT TUNESより1stアルバム「初音ミクの消失」を発表し、オリコンウィークリー6位を記録。楽曲内の奇抜で刺激的なストーリーが評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
10
ミクさんをはじめ、愛科さんやジューハチ、よるこちゃんなど、魅力的なキャラクターが多かったです。教授はミクを作ったわりにドライだなと思いました。あとがきも良かったです。
KUWAGATA
8
小説としての質はお世辞にも高くないですが、ボカロ好きなら読んで損はないかも。ボーカロイドの本質というものを、一つの側面から描くことには、ある程度成功していると思う。ただ個人的には、この小説に描かれている初音ミクが、私の描いている彼女とは微妙に同一人物に思えなかったので、今ひとつ思い入れを持てなかったのが残念。でもあとがきにもあるように、人それぞれ初音ミクを捉え方は違うと思うので、それもボカロの本質かと思う。ちなみに私は「週刊はじめての初音ミク」のミクが、物語に描かれた彼女の中では一番イメージ通りです(笑)2013/08/08
りりん
6
初音ミク草創期を飾る名曲のひとつ。私もこの「初音ミクの消失」に泣かされた一人だ。初めて聴いたときは速くてさっぱり理解できなかったものの、曲を元に誰かが作ったPVを観てからだったか・・・もうよく覚えていないが、とにかくハマった。これはそんな名曲を元にして書かれた小説だ。だが、小説の感想としては一言、良かった、としか言えない。何故ならば、読んでいる途中でたびたびダヨーさんが邪魔してくるのだ。時には顔の下からライトを当てたダヨーさんが「ミクダヨー」と現れる。集中して読むことができない。(続く)2017/06/10
シャル
6
初音ミクの楽曲を元に編み上げられた物語。とはいえ、原曲の方は未聴なのでこの本のみでの感想。人工少女である『初音ミク』と、そのフィールドテストを任されることになった青年朝乃の心の交流から、初音ミクの真実と心へと切り込んでいく。話の展開としては、人格プログラムとアンドロイドの心というテーマの物語のベタな落としどころではあるが、歌との絡め方は実にらしく、この物語のテーマの一つでもある『初音ミクが積み上げてきたというキャラクター』の勝利のようにも思える。初音ミクとはなにか、物語とこの小説そのもので実感する一冊。2013/08/24
こまる
4
胸がキュンキュンした!最後は切なかった。でも、歌を残してくれて、歌ってくれてありがとうって思った。本の中の初音ミクは笑顔がステキだし、素直だし健気で可愛いって思った。私もそんな女の子になりたい!2015/01/09