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内容説明
十数年ほど前、地球に隣接する異世界エクスマギアは未曾有の災厄に襲われ、人々は地球へと移住。東京西部、八王市に居をかまえ平穏に暮らしている。宮本タケルもその一人。日々学業に追われ、魅惑の巨乳生徒会長「淡雪」らと楽しい高校生活を送っていた。しかし同郷の幼馴染「燐火」と再会したことで、事態は一変する。エクスマギア再興のため新たな王を決める戦いに自分とタケル、そして淡雪の三人も候補に選ばれたことを告げられたというのだ。タケルと燐火、淡雪の三人は魔導籠手を手に、新たな王の座を争う魔導バトルロイヤルに巻き込まれるのだが…。
著者等紹介
早矢塚かつや[ハヤズカカツヤ]
ライトノベル作家。1988年4月15日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴローさん
8
タケルのセクハラ発言を軽く受け流す淡雪先輩が好き。でもデレデレな華音が一番好き。突然異能力を使って戦う子事になった割にタケルはホイホイついていっちゃいましたね。《銀河の腕》について作中で多少説明されましたがいまいち理解できませんでした…燐火と星火の関係や(多分)タケルとの約束に関して非常に気になり次巻を待ち望んでます2013/06/29
ノリヤマダ
4
八王市と異世界を舞台に少年少女が王位争奪の魔道バトルファンタジー。日常パートとバトルパートがちゃんと書き分けられている上に、キャラ同士の会話もギャグを織り交ぜつつ軽快に進むので、読みやすかった。(カケルのおっぱい魔人ネタなど)異世界や王位争奪戦、ハンドの能力などの世界設定はしっかりしているし、シリアスパートの会話にちょっとしたギャグが入っているのはかなり独特だが、面白かった。カケルのハンド能力や、燐火の隻腕の秘密、ライバル候補の思惑など伏線も多数あって今後が気になる。気楽に読む分には楽しめた王道モノ。2013/07/20
尚侍
4
文章的には読みやすかったんですが、今ひとつ焦点が定まってない印象を受けました。学園物+異世界ファンタジーの両立を目指しているのはわかるのですが、異世界側の描写が少ないため物語の中に入りきれなかったのが残念ですね。あとは主人公の設定かなあ。エロイ主人公のことが必ずしも嫌いというわけではないのですが、本作の場合世界観と微妙に合っていない気がしたので、エロ描写少なめでもう少しハードに描いた方が個人的にはよかったと思います。2013/06/24
T.Y.
4
異世界の王の後継者の地位をかけた戦いに巻き込まれる高校生・宮本タケル。彼の小学校時代の幼馴染・燐火も戦いに参加していることを知り……全体としてはどうも普通というか、平凡な印象。主人公の能力が盾というところから始まって、途中で二段階くらい隠し性能を見せるが、どこに重点を置いて魅せていくのか難しそうでもある。恋愛面では、幼い頃にタケルと結婚の約束をした少女と現在の幼馴染・燐火との一筋縄ではいかなさそうな関係がポイントだろうか。ところで、主人公のおっぱい連呼とか同時発売の『銀閃』との被りが目立つのはなぜだろう。2013/06/23
Noziroh
3
他、早矢塚作品は積み続けている実情ですが新刊のタイミングで一読。舞台が明確でモデルがありファンタジーながら親近感をまず印象付けられた。簡単な世界設定は特に違和感もなく、キャラ立ちのよさや軽快な会話で、あぁ、ライトノベルを読んでいるな。と体感。反面目新しさはないが王道ファンタジーを読みたい、剣を振るう女子と異世界に飛び込みたいなら一読の価値あり。折角のハンドの設定はもっともっと組み合わせで広げられそうで、気持ちよく意表を突くことができると尚良2013/07/11