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内容説明
極めて平凡で存在感のない少年・佐藤翔太は、未来を予測し、操作するシステム“神託機械”によって、人心から社会現象までを自在に操り、本物の「神」になることを目指す部活―「神学部」に勧誘される。学校を、都市を、さらに国家を掌握するべく、「神学部」と社会に潜む悪党たちの戦いが始まる。情報系学園バトルコメディ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
6
「意外に面白かった」ではなくて「意外な面白さだった」。そう表現する他ない、神を目指す少女と、属するグループの平均値になってしまう少年が、理想の世界を作る物語。といったら何だか中二病っぽいけれど、性犯罪を犯す教師を追い詰めたり、悪徳企業との違法行為を振りかざしたマネーゲームなど、なんだか中高年向けハードボイルド小説みたい。まあ、そういう世界も不自然でない範囲でしっかり描けていたので、面白かったのですがね。主人公はもう少し弾けて欲しかったけれどヒロインズは可愛い。記憶から去りにくい作品になると思う。 2013/11/13
たけ
2
情報と金を駆使して世界を支配する野望を持つ少女の話。まず、どんだけ金持ってんだよ！！！しかもやり方も全くスマートじゃないというね。大体犯罪行為。びびるわ。少ないページ数を駆け抜けたような展開だったな。割と好き。あ、あとエロいシーンが多かった気がします。2013/06/30
タカユキ
2
学園から始まって、予想外な重い事件から、後半は悪徳企業との対決になってたり、意外と真面目なシリアスでビックリ楽しませていただきました。但しご都合というか主人公（達）ツエーなので、あまり緊迫感が出なかったのは残念。 「羽月莉音の帝国」に近いというコメントを見て納得。あの方向性で続くなら読んでみたいかな。2013/03/09
もえ
2
序盤の学食のトリックが面白かった。主人公たちのスペックが高すぎて、冷静に考えるとそんなにうまくいかねえよとも思うんだけど、この少年漫画的にハッタリの効いた感じは読んでて素直に楽しい。あと、前作からも感じてたけど、瑞嶋先生の本ってけっこう胸が熱くなって、読後の満足感が何気に高い。2013/03/04
ちかもり@再出発
1
あまり期待してなかったが意外にも面白かった。話のすべり出しがはやく、飽きさせない展開で読ませる。主人公の「特徴のなさ」が探偵としては優れた長所、というのはウインズロウの「ストリート・キッズ」を連想した。あれも名作だったけどこんなダークな応用方法があったとは。お話はなかなか面白いのではあるけど、いまいち腑に落ちない、微妙に納得できない点もあった。ミコトが何者なのか、非常に気になる。続刊をぜひお願いしたいしたいんですが・・・2013/12/10
