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内容説明
真崎謙児が訪れたのは、東京のはるか南方に位置する六道島。そこには全寮制の学園都市「六道学園」と、この世界において滅多に目にすることが無くなった魔法に関する本「魔導書」を収蔵した大図書館があった。転入初日、夜の学園を散策する謙児の目の前に現れたのは黒髪の少女、冬菜。この世界からは消えたはずの魔力を操る謎の敵に追われる冬菜を助けて逃げる謙児。そんな彼の前に現れたのは輝く銀髪をなびかせる美少女、伊佐木イリーナ。冬菜の姉だという彼女の魔法で窮地を脱した謙児だが、しかし魔力の暴走で図書館の封印がとかれ、魔導書たちが島中に逃げ去ってしまった。心配になった謙児はイリーナの魔導書の回収に付き合うことにしたのだが、ひと癖ふた癖ある魔導書たちに悪戦苦闘、次々と予想外のハプニングにドッキドキ?!魔道書回収ラブコメディ。
著者等紹介
瀬尾つかさ[セオツカサ]
第十七回富士見ファンタジア長編小説大賞審査員賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
16
普通に面白い。異能モノとしては、オーソドックスな出来だと思います。レーベル考えるともっと褒めてもいいレベル。なんといってもイリーナのダメダメっぷりがいいですね。最高のいじられキャラ。姉妹ともども、いくら過去のことがあるとはいえ、少々デレるのが早い気もしますが、1巻完結もありうる状況で書かれたのだとしたらしょうがないかもしれません。タイトルははやり系ですが、若干詐欺気味。魔道書よりむしろおっぱい。ある意味最もおっぱいおっぱいしたラノベと言えるかも。そして衝撃の事実、理璃のイラストがない……だと……!?2013/02/27
1_k
6
あれ? タイトルと中身のギャップが激しいぞ。タイトルからすると、がっかり脱力系ファンタジーコメディかと思いきや王道厨二魔術バトル。結構シリアスでコメディ的な要素はたまに挟まれる「おっぱい」ぐらいしか無い。これはこれで面白いんだけどね、見た目と味が違ったので舌がびっくりしている。2012/01/19
無銘
5
孤島の学園に転校した主人公が魔術師の姉妹と出会い、魔導書を巡る争いに巻き込まれるバトル&ラブコメ。完璧超人に見えてコミュ障気味でからかいに弱いイリーナと、無表情だが愉快な言動で謙児を振り回す冬菜の姉妹が対照的で甲乙付けがたい。謙児は率直な言動には好感が持てるがおっぱい言い過ぎだ! ベタな展開の目白押しではあったが楽しめたので続きも読みたい。しかし適当きわまりない経緯で決まったタイトルの上に魔導書を巡る争いは今回で終わってるんじゃ?と思うが次回も「魔導書が暴れて~」なのはまたそういう展開なのかなぁ2012/03/10
T.Y.
4
六道島の高校に転校してきた真崎謙児は、魔法のアイテム「魔導書」を巡る騒動に巻き込まれ、島を管理する魔術師の一族・伊佐木家の姉妹とともに戦うことになる。そこには謙児自身の封じられた過去の因縁も関わってきて…。いい子だけど友達のいないイリーナのキャラに、過去の事情と仲間を信頼することというテーマを結び付けている辺りはさすが。世界観上のポイントは異世界との関わりよりも16年前の邪神戦争で、この時点では『放課後ランダムダンジョン』との世界観的な繋がりはあまり感じなかったのだな、と思う。2013/11/27
Makos
4
タイトルほどギャグぽくなくふつうに魔法バトルラブコメもの。キャラもの・おっぱいものと割り切って読めば、特に奇を衒った展開でもなしに非常にすっきり読めるのかな、と。(僕のように)キャラクターとその雰囲気が好きになれて度重なるおっぱい推しにGJと思えるのならば、だけど。そして2巻出てるのね。たぶん買う。2012/04/23