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内容説明
「鎮まれ、鎮まれ、俺の左腕!」高校の入学式という初っ端に奇矯な行動をとり、級友たちから「邪気眼」呼ばわりされることになった桐野君には、誰にも言えない秘密がありました。なんと、桐野君は本当に異能力を持っていたのです!平和な世界では何の役にも立たない異能の力を持つ桐野君と、転校生で銀髪クォーターの美少女レナ、幼なじみの沙由里ら鉄道研究会兼ラノベ部の仲間たちは、理由あって桐野君の実家がある熊野の山村に伝わる奇祭に参加することになるのだが、そこには予想もしない不思議なものが待ち構えていて…。
著者等紹介
川口士[カワグチツカサ]
第18回ファンタジア長編小説大賞にて『戦鬼』で大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彼方
6
鉄道研究会兼ラノベ部でだらだらと日々を楽しく過ごしていた康介たち、しかし康介は皆には誰にも言えない秘密として、異能力を抱えていた…という学園ラブコメ。割とパロネタ多かったりふざけつつも、川口先生らしい真面目さが滲み出ている作品でしたね…。それなりに皆キャラ立ってはいたものの鉄道ネタや異能バトル、18歳までに童貞を捨てないと死ぬと…何だか設定がしぼれていなくて中途半端になってしまった印象。メインヒロインも悪くはないんですけど、それほど掘り下げれるわけでもなく…続けば変わったかもですが打ちきりのようで、残念。2019/05/22
kei_mi
1
こういうの書いてくれっていう企画ありきな感じがするけど、鉄分をはじめとして、テンプレからちょいはみ出してる箇所が面白い。 しかしこれ基本的に続きが作りづらい話では? 2011/07/05
ハロサイ
1
異能力は不良の撃退と迷子レナ探し程度のチラ見せだけでp.200以上進行しておいて最後は異能オンリー。異能といってもバトルは雑魚敵だけだし、ラブコメとしても主人公が隠してた異能がヒロインに知られる程度の進展で、1冊まるまる序盤な感じかなあ。まあ、感じは悪くないし舞台は整った感じだし続巻に期待。[☆☆☆--]2010/07/10
mahamu
1
ラブコメ部分は良かったのだけど、異能の設定があるのでどちらも中途半端なイメージ。異能ネタを無くしてその分鉄オタネタに終始してた方が面白かったような気もする。惜しい。2010/07/06
たこやき
1
パロディネタ多めのラブコメ……として描いて大半が費やされるだけに、最後に異能力での方向にする必要があったのか? 秘祭とかで、馬鹿馬鹿しい方向性でやってくれて良かったのに、と感じる。2010/07/01