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内容説明
幼なじみの相馬あかりに付き合わされて、街に古くから伝わる伝説「クビナシ様」を探すため、近所の「白首山」へ登る羽目になった東田隆司。しかし。街で暗躍する謎の秘密結社「赤面党」。一部でささやかれる、白首山に眠るという埋蔵金の噂。そして、ペンギン…。様々な要素が絡みあい、事態は思わぬ方向へ…。そんな、ひと夏のトンチキな物語。
著者等紹介
六塚光[ムツズカアキラ]
角川スニーカー文庫『タマラセ』でデビュー。岩手県出身。大阪に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サイバーパンツ
11
文章やキャラは脱力的だけど、構成はロジカル。田舎の伝承というモチーフには惹き付けられるものがあるし、断片的な話がパズル的に繋がっていくのも気持ちいい。話自体は小さくまとまっていて、いささか技巧に凝りすぎたきらいがあるが、概ね良作かと。2017/08/25
碧海いお
5
一昔前のラノベ。 ペンギンが鍵になっている怪奇SFホラー。 一昔前で10代が主人公のものといえば、恋愛、ミステリー、ファンタジーが思いつくのですが、SFもあったんですね。一度は読んだ筈なのに覚えていなかった。 1巻完結の作品として、面白かった。2021/11/12
幸野進
3
最後まで読むと、なるほどそういう時間軸の話だったかと納得する。納得はした。SFそして青春ものという感じはあるが実際アクションを繰り広げているのは『奴ら』である。主人公はもっぱら語り役で、大それたことをやるわけでもない。むしろ秘密結社の、肩肘からチカラの抜けきった会話が笑えたかな。クビナシがあいつで少年があれで。ふむふむ。この著者のまた別の話を読んでみよう。2014/03/03
Sleipnirie
3
こういう読み返したくなるのは好き。、しかもSFみたくまとまってる。 『クビナシ様』の伝承を中心に、夏休みに起きた一連の事件をさまざまな視点(人だけでなく日記とか音声記録とかも)で見ていく。 時系列がその視点ごとに違ってるというのはおもしろい。 断片的な事柄が段々つながり謎が明かされてくるのはワクワクする。 2013/12/03
すとらい
3
良い意味でだが、久々にカオスでぶっとんだ怪作を読んだ気分。しかし、整合性は取れており、すごく不思議な作品。また、読んだあとも、クビナシ様伝承の謎が残ってたりと、趣向が凝っているのが楽しい。2010/09/21
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