感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
6
夢を捨てた漫画家竹井弘人が、ブラジルの貧民街に迷い込み日本の漫画家に憧れる少年ジョアンに出会う。弘人は、自分より才能があるジョアンが、生活のためギャングになるしかないと号泣する姿を見て漫画の指導を決意、日本の漫画賞を目指して二人の挑戦が始まる。ブラジルと日本の漫画って組み合わせがすごく意外だし、めちゃくちゃ熱い展開でワクワクするしかなかった! 弘人が、ジョアンに出会って、かつて自分が楽しんで漫画を描いてた頃を思い出すってところ、ベタだけど超熱い! 貧民街の厳しい現実と夢を目指す少年の絶望がマジで泣けた!2025/04/25
縞目
0
すばらしい。「無敵の時間」への郷愁。こういうsaudadeの描き方があるのか。舞台がリオデジャネイロではなくサンパウロなのも新鮮。saudadeはリオデジャネイロで歌われてきたイメージなので。ブラジルから遠く離れた日本で生まれた作品だからこそ描ける郷愁であり、そうなるとやはり、サンパウロとのゆかりが深い、ブラジル移民の存在も気になってくる。次巻では日系ブラジル人も登場するようなので、漫画の話はもちろんのこと、いろいろなブラジルの姿を知りたい。2025/06/15
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