内容説明
アニメーター、演出家、監督、イラストレーターなど、さまざまな顔を持つクリエイター百瀬義行。貴重なメイキング素材を用いて、その仕事の魅力をオールカラーで解説。
目次
第１章 『ニノ国』に見るアニメーション制作の流れ
第２章 原画＆レイアウト集（紅の豚；耳をすませば ほか）
第３章 アニメーターとして（天才バカボン；ど根性ガエル ほか）
第４章 高畑勲監督と（火垂るの墓；おもひでぽろぽろ ほか）
第５章 監督として（ギブリーズｅｐｉｓｏｄｅ２；ハウス食品おうちで食べよう。 ほか）
第６章 イラストレーターとして（齋藤孝のイッキによめる！シリーズ；ウクレレジブリ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凪織
8
図書館でうろうろしてたら発見。せっかくなので借りてじっくり読むことに。挑戦をやめない人なのだなぁと感じた。だからこそ人を惹きつける作品を創り続けることが出来るのだろう。どんなにCGが発達しても絵コンテやイメージボードは手描きで温かみがる。普段コンテ集を見ないので様々な作品のものを見ることが出来て面白かった。もっとご本人のインタビューとか思い出話とか裏話も読んでみたかったかも。表紙の絵やイメージボードといい、下書きらしい線がないのだがほぼ一発描きなのだろうか…？映像のほうも見直したくなる！2015/05/15
ns
2
わかってた事だけど、最近の仕事のものが多い。絵コンテがかなり掲載されてるけど大半がコンテ集で見れるから有難味が薄い、それでもイメージボードやレイアウト、カラーイラスト等も見れるから内容的には充実していて良かったと思う。個人的に楽しみにしていた初期の参加作品のものはかなり少量な上、載せ方も雑で少し残念だった。2011/07/19
参謀
1
「火垂るの墓」、「おもひでぽろぽろ」、「平成狸合戦ぽんぽこ」、「ホーホケキョ となりの山田くん」などジブリ作品に参加し、新垣結衣「piece」PV、ハウス食品「おうちで食べよう。」CFなども手掛けた百瀬義行氏のメイキング集。ジブリの作品とは言えど、やはり個人の特徴がやはり絵に現れています。アニメ制作と言えば監督やキャラデザの人しか注目を浴びませんし、こういった書籍はコアなファンしか購入しないかもしれません。でもこういった書籍はこんなアニメーターもいたんだという存在証明として後世に大いに役に立つと思います。2017/12/14
