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内容説明
魔王の落とし子「魔人」たちの教師役を引き受けたエイゴ。彼の目下最大の懸案事項は、魔人たちの社会見学の実現だ。魔人たちが、いずれ普通の人間として人々と暮らしていけるように。けれど町を訪れたエイゴたちは、町の子供たちの嫌がらせから、思わぬ危機に陥ってしまう―。軍内部では魔人排斥の風潮が高まり、密かに事態が動き始める中、エイゴは子供たちを守り抜けるのか!?残酷な世界に抗う青年と子供たちの、痛みと優しさの物語、好評第2弾。
著者等紹介
田口仙年堂[タグチセンネンドウ]
1979年3月20日生まれ。千葉出身、東京在住。第5回えんため大賞にて大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
3
出来ることとやることの間には大きな距離がある。やれるからといって誰もが悪事を行うということはなく、殆どの人は自制心を持ちやらずに済ませる。しかし、あまりにも大きな力の場合には、それが出来るというだけで警戒の対象となってしまう。本人にその意志がないとしても、できない側から見れば不安と不信を拭い去るのは難しい。2016/01/22
toshi
3
英雄狂信者で魔人を皆殺しにしようとするハイナートが出てきて一波乱。今回は、マルスとキサラのターン。幾多と降りかかってくる困難に立ち向かっていく魔王城の子供達の成長と活躍に期待。2011/08/23
まむーろ
3
ハイナート大佐こえぇ・・・。楽しそうな子供たちの場面は幸せな気分になるが、後半は辛いなぁ。これから子供たちが英雄盲信者の悪意に晒されていくのかと思うときつい。でも読む。2010/07/01
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
2
現実社会でいえば原発やオスプレイといった問題に対する市民感情が近いですが、魔人という得体の知れないものに対する潜在的な恐怖を拭いすてるのは難しい。そして、片方が言葉や行動で必死の呼びかけを尽くしても届くのは難しいし、届きかけてもそれは第三者の悪意等によって簡単にひっくり返えされてしまう。エイゴの地道な努力をあざ笑うかのような仕打ちがつらかったですね。
kaker
2
おい人妻!!こらっ!2012/01/03