内容説明
戦場の片隅で懸命に生きていた子どもたちの思い出と人間社会の陰で生きるのらねこたちの命の輝きがファインダーの中で重なった―。元・戦場カメラマンが撮る街角のちいさな命たち。
著者等紹介
中川こうじ[ナカガワコウジ]
愛知県在住。フォトジャーナリスト。10年以上紛争地帯でカメラマンとして活動。公園で捨て猫に出会ったのをきっかけに、のらねこの写真を撮るようになる。のらねこの保護活動やのらねこ支援サイト「STREET CATS」の運営、写真展などを通じて、命と平和のたいせつさを訴えている。2008年11月、ギャラリー「猫ちぐら東風庵」をオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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より
21
まちの片隅で健気にも懸命に生きる猫たん達の写真集。添えられた詩には賛否というか好みが別れると思うが写真なは心射たれる。私は涙涙でした。2016/05/20
さなだ
8
図書館 添えられた文章が胸に刺さります。2012/05/27
れい
7
【図書館】表紙の猫が、色も模様も違うのに、亡くなった猫に何だか似ていた。保護猫活動が盛んになって野良猫は減ったんだけど、地域差もあるかも。猫にとって自由なのはやっぱり外。ただ、人間が外の彼らの生きる環境を奪ってしまったから、屋内飼いになっているだけで、その辺の矛盾も感じる。猫ってやっぱり可愛いね。2024/09/14
にゃおん
7
表紙の猫ちゃんの前足の伸び加減が最高にキュート!写真だけをのほほ~んと見ている分には、微笑ましい写真もあるのだけれど、各ページにつけられている詩を読むと、野良猫の悲哀をつくづく考えさせられました。2012/07/18
雨巫女
7
のらねこの逞しさを感じる写真集です。2010/08/22