ビーズログコミックス 架カル空ノ音 〈４〉

吟鳥子

エンターブレイン（2009/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 19cm
• 商品コード 9784757746633
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ホレイシア]

「おとぎ話は最高の政治指針」。至高の物語の見事な完結、拍手。

2009/01/31

[papico]

寓話的でありながら、現実社会の道標になる物語。悲しいけれど、美しくいつまでも心に残る作品です。

2009/02/07

[pcance]

うわぁあケイヴう･･･人間を憎んでもおかしくないのにそれでも鳥人たちは古代から生きる生き物として人間に教えようとするんだね。胸が詰まる。きっとハローオたちやノー・マンの一族たちは今もどこかで生きているはず。それがわずかな救いです。「おとぎ話は必要だ。人間が美しいものを見失わぬように」

2014/05/22

[李]

泣きながら読んだ。どうしたって幸せな結末にもっていくことは出来ないし、それは綺麗事であるから。どんなに辛くても切なくてもリアルな結末だったと思う。救いが全く無いわけではないので、良かった。「・・・おとぎ話は必要だ。人間が美しいものを見失わぬように」と、ジャックが独白する最後には涙を流さずにはいられなかった。本当に良い作品に出会えた。良かった。

2010/01/04

[更新停止しました。ありがとうございました。]

これで終わりとおもうと読むのがもったいなくて寝かせていました。最初から結末はわかっていたけれど理不尽を前に散り散りになってゆく彼らの姿を目の当たりにするとやはり辛くてたまらなかった。なんで彼らが追われなければならないのか。なぜささやかにでも懸命に生きる彼らをそっとしておいてあげられないのか。人間の強欲さ業の深さが哀しい。御伽噺の美しさに胸が痛みせつない余韻が残りました。

2009/04/04