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内容説明
僕レイチ。今年から“八高”に入学する本地民(コネだけど)。植物でも愛でつつ妄想の中で暮らしていきたかったのに、クラスメイトは王国民流モラルハザードなヤツばっか!とくに何、この幼女?耳刈?ネルリ?せっかくの高校生活、痛いのはイヤー!(耳だけに)しかも何で僕が自治委員に任命されなきゃなんないワケ?王国民との対立とかもうお腹いっぱい、僕は今日も勉強会で忙しいんだってば―!第10回えんため大賞優秀賞受賞作、ついに登場。
著者等紹介
石川博品[イシカワヒロシ]
1978年岩手県生まれ。第10回えんため大賞優秀賞受賞の『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
43
"八高"に入学した本地民のレイチが個性豊かな学友と共にハチャメチャな学園生活を送る話。こいつはすげぇや。デビュー作なだけあって荒削りな所は多いが、この癖の強さは好きな人にはたまりませんね。ソビエト、中国を元ネタにした権力に抑圧される学園、そこで起きる他国民との文化の違いを物語の展開に仕込み、それらを主人公レイチのダダ漏れの妄想でコーティングするとか作者の発想がぶっ飛びすぎてヤバいです。読むのにかなりの体力を必要としたが、この奇妙な読後感はこの作者だからこそ出せるんだろうな。次巻も楽しみ。2015/08/15
ナカショー
21
という訳で読了。石川先生のデビュー作。中々に楽しめました。主人公の地の文が凄く好みでした。続きも楽しみです。ナラー。2016/09/04
中性色
14
フリーフリーフリーフライフロー。軽やかな言葉遊びながらの学園譚といった具合。世界観のことはほとんどほってけぼりな印象。ただあとがきや感想を見てると旧ソ連仕様なのか。それとにらみ合ってたナチス関連ならある程度わかるんだがなぁとか思ったり2018/07/28
METHIE
14
狂っている間違いなく狂っている! 中国の共産圏をモデルにしているのにこんなにギャグ満載な作品は早々無い。 下ネタが多いがほんと面白いよ。2014/07/12
miroku
12
どこかに仕掛けた網にかかった作品。どの網だったかは不明。タイトルの凄さにやられたのだろうか?2013/07/06