内容説明
シャーロック・ホームズは、それ自体がひとつのジャンルである。小説に!コミックに!映像に!ゲームに!100点を越えるホームズ・パスティーシュ作品の総カタログ。
目次
巻頭カラー(ミニフォトギャラリー;ホームズ・ワールド・ツアー)
パロディ、パスティーシュ作家インタビュー&座談会(キム・ニューマン(「ドラキュラ紀元」シリーズ)
加納一朗(「ホック氏」シリーズ) ほか)
充実の記事・コラム(“シャーロック・ホームズもの”というジャンル;日本ホームズ・パロディ移入史 ほか)
掲載数約200点、ボリュームたっぷりの作品ガイド(未公表事件カタログ ブリキの文書箱)
パロディ、パスティーシュ人名録(ホームズ家の人々;ホームズの恋人たち ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
14
パラパラっと見ました。ホームズっていじられキャラなのね。パスティーシュで面白かったものにあたったことがないけど。いしいひさいちのが読みたいな2014/09/27
ぽま
6
再読。この本に助けられて書籍選択をするスタンスは相変わらず。目録内における、入手しやすい本は大体読了してきたかなぁというところ(変名モノや二世モノ、結婚モノなんかの変り種は、まだ手付かずなのですが)。しれっとトンデモナイ稀覯本が混じっていたりするので、恐らく全書籍読破は無理だろうなとは思いつつ、今日もページを捲るのです。2012/11/08
ぽま
4
ホームズ・パスティーシュ購読の指標として購入。他の方も仰っているとおり、索引として使うには構成上若干難があるものの、かなり多彩な作品目録を収録している。作品紹介のみならず、パスティーシュの歴史的背景や移り変わりなどにも言及しており、パスティーシュ物を好む方なら目を通す価値はアリ。しかし発行から4年が経とうとしているので、近年発行分も網羅した新装版が待たれるところ。2012/01/30
すけきよ
4
シャーロック・ホームズのパスティーシュ・ガイド。ハドソン夫人と聞いたら、「19歳、亡夫は飛行機乗り」と即答(キリッ)できるくらいの知識は持ち合わせているので、いまさらガイドなんて、ざっと目を通す程度ですよ。何が目的かと問われれば、キム・ニューマンのインタビュー。『ドラキュラ紀元』でホームズを出さなかった理由、あの世界でホームズはどうしているのか、とファンならたまらない話が満載。『チャーリーズエンジェル』と『オペラ座の怪人』をくっつけた話が凄い気になる……結論としては、もっとキム・ニューマン訳して!2010/01/12
らりぃ
3
小説漫画映像作品、果てはエロゲまでのあらゆる外典、偽典を網羅したムック。非常に楽しめたが、惜しいことに索引が無いので、データベースとしてはイマイチ。せっかくの力作なんだから、偽ホームズ、ホームズもどきの名前から逆引きできるといいのに…。それこそ、キム・ニューマンの『ドラキュラ紀元』は、あの巻末の日本オリジナル人物表によって何倍も面白くなってると思うのよね…。ともあれ、また読みたい本が増えた増えた。あ、そうそうホームズじゃないけど、『ミシシッピー殺人事件』は入れてもよかったんじゃ(笑)。2009/12/27