内容説明
いきなり現れた異母弟・言により、自分が“闇世界”の王『闇皇』の息子であり、第一の後継者候補であることを知った后。突然のことに反発しつつも、味方である安倍晴明から軽い特訓を受けていたある日…後継者を狙うライバルでありながら后に異常な執着をもつ言に、闇世界へと連れ去られてしまう!そこで待ち受けていたのは、最強の力を持つ言を後継者にするべく動く一派と、まだ見ぬ父・闇皇で…。そして后が知る“真実”とは―!?個性的なイケメンたちが繰り広げる痛快バトル第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
42
いきなり現れた異母弟・言により、自分が“闇世界”の王『闇皇』の息子であり、第一の後継者候補であることを知った后。特訓を受けていたある日…後継者を狙うライバルでありながら后に異常な執着をもつ言に、闇世界へと連れ去られてしまう!後継者争いがたった二日で終わってしまって、早すぎって思った。兄を完全に自分のものにするために殺そうとするヤンデレでブラコン(さらにほぼ最強)な言を、必死で后が説得するような内容でした。后の言葉が言の心を成長させる。2018/06/20
ダージリン
15
2巻にして闇皇の後継問題が片付き、危なかった言の性格が重度のブラコンぐらいに改善された!勢いで読ませます(笑)。兄弟の両親たちも興味深い方々なので、これからの展開も楽しみです。后は晴明の忠誠まで得てしまったかも・・・。2012/11/14
sio
11
シリーズをリアルタイムで追い掛けてないのでもう後継者問題に一応決着がついた事に吃驚!でも1巻より凄く読みやすくなってた2015/03/08
真空 京
10
前巻「宿命の兄弟」がまだ昨日の事だとは1日が濃いな~と思いつつ、四神と前鬼後鬼の思わぬ人間関係が表面化したり、前半は相変わらずのドタバタバトルでおもしろかったです。下鴨神社とか行きたい。後半は正妃・葵の上の想いもですけど言の本人も気づいていない本当の想いに后が気づき諭すところとか、何より晴明の抱えていた憎悪に真摯に向き合う后に惹き込まれました。晴明って前巻のイメージでは飄々としていて情に流されない感じに捉えていたのですが、本当は情の深い人だったんですね。青龍甘雨と同じく晴明も応援したいです。2013/01/20
梅みかん
6
后のまっすぐな兄としての態度が言の心を成長させ始めた。闇皇はまともなこと言ってるようだけど、言を暴走させたくないなら、尚更愛情を示すべきだったんじゃないかと思う。そこら辺は闇皇もやっぱり闇世界的の基準が染み付いてるということなのかな。2016/05/29