内容説明
身ごもった体で公園に捨てられて、そこで母となった茶白猫。気がついたら暗い倉庫の中でふたりきりになっていた兄弟猫。置き去りにされた場所で、ひたすら待ち続けた白黒猫と黒い子猫。突然やってきて、そっと逝ってしまった優しい三毛猫―。のらねこたちの輝きを優しい写真と文章でつづる、四編の「命」の物語。
目次
1 公園で母になった猫
2 倉庫の中の兄弟猫
3 マイケルと黒い子猫
4 ちいさな三毛猫はな
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫村さん
5
★★☆☆☆ 猫の写真に無理やり物語を宛がっているように思えた。のら猫の写真はうまく撮れていて好きだが、文章のほうが、「感動してください」みたいな書き方で、もうちょっと自然な感じのほうが個人的に好き。第2章のメロンとみかんの物語だけど、写真に写っている猫が時々、メロンとみかんじゃない時があるような気がするんだけど、それなのに文章ではメロンとみかんと書かれていて違和感があった。P83の夫婦を待つ猫の表情はとても好きだ。あとがきの文章もちょっと、感動の押し売りすぎやしませんか?荒んだ心の自分には合わなかった、2009/10/31
きりだんご⭐️新潮部
0
●図書館2011/09/14