出版社内容情報
”ハイテク+歴史サスペンス”のハイブリッド・ミステリー登場!
ホセ・カルロス・ソモザ[ホセカルロスソモザ]
著・文・その他
内容説明
10年前―2005年の凄惨な事件を追い、ついにニュー・ネルソン島に足を踏み入れた天才学者エリサとビクトル。凶暴な軍事企業“イーグル”を出し抜き、「ジグザグ」の狂気を打ち破ることができるのか。
著者等紹介
ソモザ,ホセ・カルロス[ソモザ,ホセカルロス][Somoza,Jose Carlos]
翻訳者が古代ギリシアの殺人に挑むメタ・ミステリ『イデアの洞窟』がイギリス推理作家協会賞を受賞。1959年キューバに生まれ、マドリードで臨床医として勤めたキャリアを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
5
上巻を読み終えた時点で、あまりのことに続きを読むのをやめようと思った。とはいえ、他の分野ならともかく、小説に関しては読むのを途中やめるのは極力避けたいと常日頃思っている。我慢して読み始めたが、登場人物たちの意味不明の行動原理や心理描写はさらにエスカレート。あまりの不条理さが、逆に楽しくなってきた(というか、そうでも思わなければ読み進められなかった)。「ひゃー」とか「うへぇ」とかぶつぶつ言いながら、結局読み終えた。よい体験をさせていただきました。もうゴメンだけど。2020/10/09
すけきよ
0
相変わらず、量子ものは理屈がよくわからないんだけど、猟奇サスペンスとしてリーダビリティはすこぶる良好(ドキドキ感はないけど)。犯人のミスリードも伏線も張られています。ラストも、最近のエンタメ系にはあまりない感じでいいんじゃないでしょうか。ただ、全体的には現場だけを追っている感じで、もうちょい何か深みが欲しかったところ。ちょっと駆け足な感じがするんだよなぁ。善、量子論、集合無意識辺りの理論をもっと前面に押し出してくるのかと思ってた。イーグル・グループも巨大な権力を有している割には、全く存在感ないし。2007/11/21
おだまん
0
時系列が一気に進み始めます。恐怖、その中に見えた悲しい物語。2008/02/20
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