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内容説明
「つまらない部活です」ひねくれた紹介文を見て、佐々木一兎は映画部に興味を持った。家の事情で二カ月遅れの高校生活を始めた一兎は、期待と不安を抱いて部室を訪れる。そこにいたのは、オモチャの拳銃を持って踊る長谷川志甫と、傍若無人な工藤尾褄。一兎を「君にはすることがない」と追い返すのだった。失意の一兎は帰り道、志甫と共に何者かから巨大な武器で襲われる。彼女を助けたい一心の一兎は“ある能力(パラベラム)”に目覚めて!?サイコアクション登場。
著者等紹介
深見真[フカミマコト]
熊本市出身。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
9
★★★★ なんというか、トラウマとか異常性とかをドライに捌くのが上手い作者だと思った。そうした場面をシレッと書くどころか、物語の冒頭で登場人物のトラウマをあっさり明かしてしまう様はいっそ賢明だろう。そういった「心の傷」も含め、銃器やら心理学やら映画やらといった要素を適切に物語上に配置し、「ダークな能力者バトル」として描いているのは、なんというか手練だなあという感じだった。小難しくなりがちなこの手の話を、軽妙でリーダビリティの高い文章で書けてるのは何気に高ポイント。個人的には割と好みなエンタメラノベだった。2017/01/07
秋庭誠
6
学園アクション(?)なライトノベル。もう少し、詳しい絵があってもいいなとは思った。2012/07/05
おこげ
3
ただの「親友同士」ではない夜南と喜美火が最大火力⚜️能力バトル、男主人公ときてもしっかりガチ百合ップルを登場させるいつもの深見節👏ふたりの熱いキスシーンをばっちり捉えた挿絵にうっとりするわぁ///💕2006/10/14
水無月冬弥
3
【物語全体感想】中二病全開な設定の現代異能バトル。それでいて燃えや萌えでなく、読後感にある種の空虚感を漂っているのがまたいい!2011/06/16
端川
2
うーん、私には合わんな。作品というかこの作家が合わないのかもしれない。伏線の張り方や今後の展開への煽りは巧い所だと思ったし、話の運び方など完成度の高さは伺える。でも私には、キャラクタ造形やセリフ回し、テーマの設定などのわざとらしさがどうしても鼻についてしまった。銃器や映画に関心があればそれも我慢して続きが読めたのかもしれないけど……。ラノベの王道を行っているようでその実、人によって好き嫌いの激しい作品だと思った。2016/04/02
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