内容説明
勝敗論を理解してないと痛い目に遭うよ。サッカー、野球、キャラクター、映画そして戦争。世の中のさまざまな事象にはすべて「勝敗論」があるッ!勝敗論の本質を日本の鬼才・押井守が語る大好評連載がついに単行本化。
目次
キャラクターで勝負!
海外で勝負!
ケダモノで勝負!
成功体験で勝負!
オリンピックで勝負!
審判で勝負!
チャンピオンズリーグで勝負!
ドラクエで勝負!
バクチで勝負!
モウリーニョで勝負!
オーナーで勝負!
リターンマッチで勝負!
ニートで勝負!
獲得目標で勝負!
民主主義で勝負!
イメージで勝負!
アイジーで勝負!
戦争で勝負!
著者等紹介
押井守[オシイマモル]
1951年生まれ。東京都出身。映画監督、小説家。東京学芸大学卒業後、ラジオディレクター等を経て、77年に「社員募集」の貼り紙を見てタツノコプロに応募、採用され演出部に配属。同年『一発貫太くん』で演出デビュー。80年スタジオぴえろに移籍、81年に『うる星やつら』のチーフディレクターに抜擢され注目を集め、84年『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』で映像作家として脚光を浴びる。同年からフリー。アニメーションの他に実写作品や小説も数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiroshi0083
6
肩ひじ張らず、マイペースで飄々としながらも、強力な持論で他者に影響を与え続ける著者は、作り出す作品の魅力も相まって、僕の憧れの人である。 以前に読んだ『仕事に必要なことはすべて映画で学べる』(日経BP社)は人生の含蓄に富んだ一冊で、今も生きる上での参考になっている。それでも、不満もあった。以下、以前にこのサイトに書いた『仕事に~』の感想から、該当する箇所を引用してみよう。(コメントに続く)2019/12/16
gokuri
3
当時のサッカー事情や、映画界の状況を懐かしみながら、後半は映画産業に関する押井氏の主張を拝聴。 ジブリとI.Gは当時お互いを意識していたのだろうか? (2006年の本。2012年に購入して積読) 2021/05/03
やいとや
1
押井守が持論である勝敗論をサッカーと映画製作をネタに語る一冊。サッカーは門外漢なので、その辺りは割とスルーで。2000年代初頭のお話なので、もう歴史でしょ、と。勝敗論を勝利条件の設定に置き、勝ち方を考えるという論法は非常に明快。ずっと勝ち続けるのは不可能で、いつか何処かで必ず負けるんだから人生の勝敗のルールは自分で定めるって、「負けと認めない限り負けではない」という思考と真逆にあるので好感が持てる。中年リアリストになり、現実を直視した方がファンタジーを信じて消耗するより疲れない、は当に至言。2025/09/03
S‐tora
1
◎ 押井守監督のエッセイ。 単なる勝敗ではなく、自分にとってどうなったら勝ち、どうなったら負けなのかを考え、戦術を組み立てることが大事というお話。 10年前の本だが、現在の日本の野球界、サッカー界の惨状を言い当てている部分もあって興味深い。2017/06/17
ゾロりん
1
ざーっと読んだ。あんまりハマらなかった。2015/06/23