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内容説明
俺は、今年で二十歳になる食品会社営業マンの鈴木正晴。大事な出張を明日に控えて、家に帰っていた…はずなんだが、なぜかシャングルに迷い込んじまった。そこで出会ったのは、俺を「勇者なのです」と決めつける女の子ピヨリと、空手の胴着を着たスパルタカスというクマ。…ちょっと待て。世界なんて救ってたら、明日の出張に間に合わない!!でも、この風景ってどこかで…。第7回えんため大賞「佳作」受賞作は、コミカルヒーリングファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
喜多
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最初は安易なファンタジー世界へ迷い込んだ系の話かとおもいきや、いい意味で裏切られた。後書きにもあるように、ライトノベルというよりは童話的。終盤の展開はまさに名作。2013/01/15
しゃいる
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普通のサラリーマンがファンタジーの世界に迷い込み、勇者となり魔王を倒そう、となる物語。RPG的な世界と現実的な大人の対比の意味合いが、前半と後半で違ってくる仕組み。感傷的な終わりがまたいい。2012/07/15
G.G.
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主人公が社会人という点では異色のラノベ。とはいえ基本的には王道≒異世界ラノベとしてストレートに組まれていて違和感は無いのだけど、逆にもうちょっと社会人的な違和感があっても良かったかも。とまれ、やはり中高生よりは大学生〜社会人の読者の方がしっくり来るだろう。そしてそれこそがテーマになってもいるのだ。忘れたもの、色あせていくもの。後半〜ラストは懐かしさや切なさを感じてしまう。その記憶を/このラノベを、いつまでも忘れないでいられるのだろうか。
浅木原
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ベタなツッコミ異世界転移ものから、大人のための童話へと流れていく終盤の展開がグゥ。郷愁を覚えるラストシーンが印象的。本来のライトノベルの読者層より、大人になった世代の方に受けそう。2006/02/08
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