- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ファミ通文庫
内容説明
上流階級に名を連ねるジョーンズ家のウィリアムと、楚々とした美しいメイド、エマの交流は静かに続いていた。あるとき、遠出を思い立ったウィリアムは、エマをロンドン郊外の水晶宮へと誘う。陽も落ちて門が閉ざされるのも気づかぬほど、楽しい時間は矢のように去る。パレスで一夜を明かすことになった二人は運命に導かれるまま互いの思いを確かめあうが―。階級差のある恋の行方には、新たな悲劇が待っていた…。伝統と革新のロマンス、激動の第2弾。
著者等紹介
森薫[モリカオル]
東京都生まれ。ヴィクトリア朝とメイドへの豊かな愛情と膨大な知識に裏打ちされた作品は、多くのファンに支持されている
久美沙織[クミサオリ]
盛岡市生まれ。軽井沢在住。夫・愛娘とともに暮らしている。コバルト文庫でデビュー後、オリジナル小説からノベライズまで幅広く手がけ、数々のヒットを飛ばす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさひ.a
6
再読。情景描写と心理描写が事細かく、だがそれがいい。これを読むと「身分違いは超えられない壁」と思い知るのがすごく良くわかる。2014/08/17
しゅわ
6
ブックオフで発見&思わず購入しました。ウィリアムとエマの身分違いの恋は静かに、でも確実に深まってゆきます。なんといっても圧巻は水晶宮。二人の気持ちが溢れるようで、こちらまでドキドキしました。ケリーの死を淡々と受け止めるエマの様子が、漫画の雰囲気を壊してなくて感心。それにしても、これから!ってところでノベライズが終わっているなんて残念ですね。いろいろ大人の事情もあったのでしょうが、きちんと最後まで出して欲しかったなぁ。2013/06/08
珂音
4
気弱で優しいお金持ちの坊ちゃんウイリアムとメイドのエマの恋は叶わないのか。良いところで終わってしまいました。続きが気になるので本家のコミックを読んでみよう。メイドでメガネっ子とくればどじっ子と思ってたけど、エマはなんでもござれの気働きの出来るスーパーメイドさんでした。2010/03/01
nagatori(ちゅり)。
3
里帰り中に読んだ本。エマのノベライズって、てっきり漫画版全てをフォローした話なのかと思っていたらほんの触りの辺りで終わっちゃってるのね(^^;残念…漫画とは違った濃やかな描写が清々しく、心地よかった。もっと続けてノベライズして欲しかったなあ。良かったら今からでも是非…!エマと眼鏡のエピソードが好きです。2013/07/30
ゆか
2
1巻がなかったので、こちらから。初めて原作を読んだ時のときめきが蘇るようでした。続きも出るといいのになあ。あれとか、それとかこれとか、素敵なエピソードがたくさんなのに!2011/03/15