内容説明
陽気でおおらかな巨漢の戦士キャラモンと、皮肉屋で病気がちな魔法使いレイストリンの双子の兄弟。キャラモンは常にレイストリンに無私の愛情をそそぎ、気づかってきたが、レイストリンの心を幼い頃から何よりも傷つけてきたのはその「同情」と「憐れみ」であった。強大で邪悪な魔術師へと成長したレイストリンを前に、兄キャラモンが最終的に行なった選択とは―?人と人はなぜ憎み、傷つけ合うのか―本編、そして詳細な付録資料にこめられた作者からのメッセージが胸打つ『ドラゴンランス伝説』完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
9
マジェーレの双子の兄弟渋いね。地下と再会して、弟に手を優しく差し出す兄のいちずなまでの兄弟愛は素晴らしい。全巻を通して読むとクリンの大雑把な歴史が解る。2019/05/18
さーしゃ
3
よくわかんないところも勢いで読んじゃって、もとい勢いで読めちゃうくらい面白くて、シリーズ最終巻として大満足。エピローグのティカのフライパンに全てが救われた。2013/08/29
あずま
2
戦記から始まったこの長い物語もようやくひと段落。最初から最後まで双子にもってかれました。壮大な物語を読み終わったときの何とも言えない苦さと喪失感で心地良い鬱感。セカンドジェネレーションや夏の炎の竜とこの先まだ長いけど、やっぱり王道ファンタジーは良いなと再確認です。2013/07/03
ならりくらり
2
「うさ公」のシーンを描きたいがためにこの「伝説」はあったんじゃないかっていう気がするくらい。読み終えたという満足感の大きいシリーズだった。2009/06/24
Maito andou
1
5巻とまとめて追加。セカンドもだけれど。最後はもう一つ納得できなかったけれど、一つの時代に終止符が打たれた感じはした。あと、解説が相変わらずいまひとつ意味がなかった2013/07/30
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- 和書
- 小さな約束。 〈下〉