内容説明
故郷を捨て、あまりにも危険な地中の荒野“暗黒世界”をひとり旅する青年ドリッズト。生命の危機と過酷な戦いの日々の中、彼は孤独と虚無にむしばまれ、自分を見うしなう。そんな彼の魂を救ったのが、それぞれが孤独な悲しみを背負った異郷の友との出会いだった―。血を分けた肉親たちに命をつけ狙われながら、魂の依り所を求めて戦いつづけるドリッズトと魔豹グエンワイヴァー、そしてその新しい旅の仲間たちとのせつなくも温かい友情と絆を描く、感動の第二巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y
2
面白いけど、長いなぁと思ってしまうのは否めないかなぁ。でも、ここまできたのであれば最後まで見届けたくはなる2024/03/20
そら
2
故郷メンゾベランザンを捨て、アンダーダークの旅に出たドリッズト。 1巻に続いて、試練ばかりで辛すぎる。 3巻では、いよいよ地上世界に旅立つけど、試練は続くのかな~2016/02/04
モモモ
1
2回目。2019/04/17
はぎわら
1
いよいよこの巻からドリッズトの冒険が始まり、物語にも疾走感が出てきている。しかし前巻でさんざん異常なドロウの社会でのドリッズトの苦悩が描かれたので、なおさら彼の心情にも説得力がある。無駄にスピーディーさだけを追い求めず、ドリッズトの心の動きを丁寧に描写しているのはさすが。ダークな世界観だが、それでも目映い正義を強く感じられる物語だ。2012/11/09
宙庭隼人
1
故郷、新天地より、なによりこの異郷は面白い。ドリッズトの内面での葛藤、ザクとの再会、泣けること間違いなし。そして最後に語られる慈母マリスの最期は、ざまあみろと思う一方でなんだかむなしさを感じた。とにかく! ダークエルフ物語を読むならこれを読まなきゃ!