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内容説明
巨大生命体、蟲が蠢く惑星ラグーンで、人類は長きに渡り、種の繁栄を賭けた闘いを繰り広げてきた。そんな歴史の末に生まれた究極の戦士クロスオーバーであるジュートは、蟲の巣食う異界密林の果てにある国で、己と幼き妹リーリが、既に滅びの運命に呑み込まれつつあることを知る。未知なる蟲の襲来。大国の消滅。一体この星に何が起ころうとしているのか。そして彼らが出会う“エントマ”とは?「えんため」受賞者が描く渾身のファンタジー。
著者等紹介
伊東京一[イトウキョウイチ]
東京生まれ。2000年8月、第2回えんため大賞小説部門に「深緑の魔女」で入賞し。翌5月「BIOME深緑の魔女」で小説デビュー。もっぱら最近の探求テーマは、「動植物の生態」で、デビュー作に続き『クロスオーバー』でも「生き物」がテーマに
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