内容説明
古典文法、古典文解釈の面白さが実感できる。日本語学の立場から、『源氏物語』の解読を試みる。文学研究者による既存の注釈書を補完し、古典文解釈法の参考書ともなる。古典文学、古典語学の研究者、学習者に必備の書。本書は、『源氏物語』の一文ごとに、正確に現代語に移した解読文を示し、なぜそのように解読されるのか、文法的な説明を付し、自明でない語法には、必ず類例をあげて説明している。今泉忠義『源氏物語語法篇』、佐伯梅友『源氏物語講読』の発展的継承を目指す。古語辞典・古典文法書の編纂、百人一首の注解等を経て、満を持して世に問う、著者の古典文法研究の集大成である。
目次
第五帖 若紫
第六帖 末摘花
第七帖 紅葉賀
第八帖 花宴
著者等紹介
小田勝[オダマサル]
昭和39年東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学)。國學院大學文学部教授。日本語学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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