内容説明
『古典文法総覧』の著者が贈る語学者による注釈書『源氏物語』の文法的全解読始動!本書は、『源氏物語』の一文ごとに、正確に現代語に移した解読文を示し、なぜそのように解読されるのか、文法的な説明を付し、自明でない語法には、必ず類例をあげて説明している。今泉忠義『源氏物語語法篇』、佐伯梅友『源氏物語講読』の発展的継承を目指す。古語辞典・古典文法書の編纂、百人一首の注解等を経て、満を持して世に問う、著者の古典文法研究の集大成。全15巻予定。
目次
第一巻凡例
本書の敬語の説明について
第一帖 桐壺
第二帖 帚木
第三帖 空〓
第四帖 夕顔