内容説明
あなたの知らない日本漢詩の世界が見えてくる!日本の古典和歌の世界は『万葉集』や『古今集』以下の歌集によって広く知られているが、漢詩の世界、ことに古代・中世のそれについてはほとんど一般には知られていない。だが、実はその時代は漢詩が重んじられ詠み継がれていたのだった。天皇・貴族・僧侶・武士といったそれぞれの階層に在った、苦悩する孤独な詩人たちの運命とその作品を物語る一冊。『詩人たちの歳月―漢詩エッセイ―』の続篇、いまここに!
目次
梅花飛乱―説きがたり平城天皇
西府伏魔―大江匡房と詩人たち
乱世悲哀―藤原忠道・頼長・信西
禅僧流謫―雪村友梅断章
碩学孤高―新井白石
著者等紹介
本間洋一[ホンマヨウイチ]
1952年生。国文学・漢文学を学びながら書の創作活動にもつとめている(号/惇道・秋雪)。博士(文学)。同志社女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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