研究叢書<br> 関西方言における待遇表現の諸相

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関西方言における待遇表現の諸相

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757609792
  • NDC分類 818.6
  • Cコード C3381

内容説明

関西方言の待隅表現研究に新たな視点。待遇表現ハル・ヤル、テ敬語、卑罵表現クサル・テケツカル・ヨルなどの使われ方を、小説の具体的な文脈においてこまやかに観察し分析、「現実の言語」に近づいた研究の可能性を主張した。マッシャロカ・デンネンのような対者待遇の助動詞デス・マスを含んだ方言複合形を「デスマス転訛形」と名付け、インタビュー調査・談話・国会会議資料・小説を用いて考察し、複合形を切り分けずセンテンスとしての使用を見ることで、現実に即したゆるやかな規則を見出し、複合形研究の重要性を指摘した。待遇表現研究における「ことばの調整」という捉え方を提案した。

目次

第1部 待遇表現研究のための視点(はじめに:本書の目的と構成;小説を用いた方言研究手法について;複合形研究の必要性について;待遇表現の捉え方を再考する)
第2部 小説にみる待遇の助動詞―単独形の研究(京都における待遇の助動詞類;大阪におけるテ敬語;大阪の待遇の助動詞ヤルについて;大阪における罵りの助動詞類;大阪方言におけるナサル・ナハル・ハル等の変遷―小説資料と落語資料の違い;小説を使った待遇表現研究について)
第3部 デスマス転訛形について―複合形の研究(「デスマス転訛形」とは;デスマス転訛形の発生について;現代におけるデスマス転訛形―インタビュー調査から;大阪市談話資料におけるデスマス転訛形;国会会議録資料におけるデスマス転訛形;小説にみるデスマス転訛形 その1―織田作之助作品;小説にみるデスマス転訛形 その2―田辺聖子作品;デスマス転訛形研究の意義)
第4部 関西方言における待遇表現研究の基盤と未来(待遇表現研究と「ことばの調整」という捉え方の提案)

著者等紹介

村中淑子[ムラナカトシコ]
1962年生。京都市出身。大阪大学法学部卒業。大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了、同後期課程単位取得退学。社会言語学・方言学を専攻。徳島大学総合科学部講師、同助教授、姫路獨協大学外国語学部助教授、同教授を経て、桃山学院大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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