内容説明
大坂天満宮の連歌所宗匠として活躍した連歌師、西山宗因(1605~1682)は、晩年には俳諧作者として人気を集めた。貞門俳諧にはない大笑いの句が魅力であり、そこにはまた折々に自由で詩的な想像の輝きも見出される。本書(上冊)には、宗因独吟俳諧の集『宗因千句』(1673年刊)のうち、「世の中の」「つぶりをも」「花むしろ」「立年の」「来る春や」巻を収録。
目次
1 宗因独吟「世の中の」百韻注釈
2 宗因独吟「つぶりをも」百韻注釈
3 宗因独吟「花むしろ」百韻注釈
4 宗因独吟「立年の」百韻注釈
5 宗因独吟「来る春や」百韻注釈
著者等紹介
深沢眞二[フカサワシンジ]
1960年生。和光大学教授。博士(文学)2005年京都大学。専門は連歌・俳諧の研究
深沢了子[フカサワノリコ]
1965年生。聖心女子大学教授。博士(文学)2000年東京大学。専門は俳諧の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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