近代文学研究叢刊<br> 遠藤周作“和解”の物語 (増補改訂版)

個数:

近代文学研究叢刊
遠藤周作“和解”の物語 (増補改訂版)

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757607873
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3395

内容説明

初期短篇群から『深い河』まで、主要作品16篇を軸に、遠藤文学の世界をその全体像として考察。日本的風土の深層とキリスト教との相剋。語り出される“愛の原像”。グローバルな“和解”をめざす遠藤文学の現代性と世界性。死者と生者の域を越えて、そのビジョンと想像力は、どのような“いのちのかたち”を描くのか。前著の構成を大幅に改編し増補した遠藤研究の集大成。

目次

序論にかえて―“文学と死”をめぐる問い
小説家遠藤周作の誕生―『アデンまで』から『青い小さな葡萄』まで
二つの風土―『黄色い人』
虚無の淵から―『海と毒薬』
聖性と罪性―『おバカさん』
想像力の始原―『わたしが・棄てた・女』の定位をめぐって
甦る“風景”―『わたしが・棄てた・女』
異邦人の孤独―『留学』
地上の哀しさ―『哀歌』
“闇”の言説―『哀歌』再論
煙はなぜ、黄昏の空に真直にたちのぼるのか。―『満潮の時刻』
和解の物語―『沈黙』
同伴者イエス―『死海のほとり』
沸騰する文体―『死海のほとり』再論
“事実”と“真実”の間―『イエスの生涯』
回帰への旅程―『侍』
悪という深淵―『スキャンダル』
“愛”の言説―『深い河』の実験
日本人につかめるイエス像―『沈黙』から『侍』まで
ある躊躇と疑念―『侍』瞥見

著者等紹介

川島秀一[カワシマヒデカズ]
1949年、奈良県生まれ。関西学院大学大学院博士課程満期退学。山梨英和短期大学教授を経て、2002年山梨英和大学教授。2013年3月、山梨英和大学教授を定年退職。現在は、大阪成蹊短期大学特任教授。遠藤周作学会副代表、島崎藤村学会理事、日本キリスト教文学会役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品