近代文学研究叢刊
近代文学と伝統文化―探書四十年

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  • サイズ A5判/ページ数 466p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757607415
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C3395

内容説明

日本近現代文学で個人全集を持つような諸家の作品を幅広く取り上げ、能うかぎり先行論に学び、本文を確かめ、古典・口碑・同時代作家作品との交渉を調べ、新見の提示に努める。探書・訪書・蒐書によって、有名作家の創作秘密を窺う21篇、コラム5篇に、書き下ろし2篇を加える。

目次

『竹馬餘事』歌之部論の前提―柳田國男の最初期の短歌に教本そのままのものがあった
『こがね丸』としっぺい太郎―巌谷小波著書の凡例第三項を読む
透谷「風流」 執筆年月―雑誌『鳳雛』に拘泥しない
「にごりえ」と小町説話―“丸木橋”解と社会変革への志向説
井泉水・荻原幾太郎の俳句―創作は模倣から始まる
三重吉の習作―鈴木三重吉の投書「蓮花」は盗作だった
“落ちし雷を”の周辺―一高俳句会事歴と漱石全集未収録俳句二句紹介
『良人の選定』紹介―佐々木邦が著した最初の本
「いたづら小僧日記」の原書―創作か翻案かの論争を決着させる
“わたくしの杯で戴きます”考―森鴎外と新詩社連袂退社七人組〔ほか〕

著者等紹介

堀部功夫[ホリベイサオ]
1943年、京都市に生れる。1966年、京都学芸大学卒業。1970年、同志社大学大学院(修)修了。1972~2002年、池坊短期大学に勤務。2014年まで、諸大学の非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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