内容説明
小栗は京の都の二条大納言兼家の子息でありながら、その放埓な性質故に、常陸国へ流罪となる。ある日、武蔵・相模国の守護代横山殿の娘照天の美しさを聞いた小栗は、横山殿に無断で契りを結ぶ。怒った横山殿は、策をめぐらし小栗を毒殺、さらに娘の照天までも殺めようとするが…。古典の名作、小栗判官と照天姫の物語。四百年の時空を超え精確な現代語訳で甦る。
著者等紹介
信多純一[シノダジュンイチ]
昭和6年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程修了、文学博士。大阪大学教授を経て、大阪大学名誉教授、神戸女子大学名誉教授
川崎剛志[カワサキツヨシ]
昭和37年広島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程単位取得。文学修士。就実大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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