内容説明
明治初年以来の戦争文学および周辺の文献は尨大な数に上る。それらの文学史、思想史に落とす影は濃い。けれども、戦争にかかわるがゆえに、時の事情により或は喧伝され或は黙殺されて、いまだ正当な位置づけを得ていない。研究の基礎となるべき文献目録さえ寥々たるありさまである。ここにそれらの文献を尋ね、書誌・内容を録し、論評を加えた。出版年代順に排列して、その変遷を概観する。稀覯資料多数を登載。
目次
近代戦争文学事典(明治期(元治、慶応を含む)
大正期
昭和戦前戦中期
昭和戦後期
平成期)
翻刻篇
著者等紹介
矢野貫一[ヤノカンイチ]
昭和5年生まれ。京都大学文学部卒業。京都市立堀川高等学校教諭、同定時制教諭、愛知県立女子短期大学教授兼愛知県立大学教授、京都外国語大学教授を歴任。京都外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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