内容説明
ドラマとは?劇的とは?十九世紀以降のモダンエイジにおいて、まさに劇的な変貌を遂げた西洋のモダンドラマの発展をたどりながら、そこに今日の映画やテレビドラマに通じる技法や世界観を見出す。イプセン、チェーホフからベケット、イヨネスコ、さらにピンター、デュラスまで、作風の異なる劇作家を二人ずつ組み合わせて八組十六人を紹介。モダンドラマの歴史と、そこで展開された方法論的な冒険をわかりやすく説明した好著。
目次
第1章 イプセンとチェーホフ―モダンドラマの限界と可能性
第2章 ストリンドベリとクローデル―劇的世界の拡張
第3章 ブレヒトとピランデルロ―言葉か、歴史か
第4章 ゲルドロードとクロムランク―二人のベルギーの作家とピランデリズム
第5章 サラクルーとプリーストリー―ドラマと時間
第6章 ベケットとイヨネスコ―言語の限界とドラマ
第7章 ジュネとアダモフ―ドラマと「少数者」
第8章 ピンターとデュラス―再び、ドラマであることへの問い
著者等紹介
小田中章浩[オダナカアキヒロ]
1958年岡山県に生まれる。早稲田大学文学部卒業、ベルギー政府給費留学生(1984~85)、フランス政府給費留学生(1987~88)を経て、早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻博士課程単位取得退学、岡山理科大学に勤務。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授、博士(文学)。専攻はフランス演劇、比較演劇、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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