研究叢書<br> 都市言語の形成と地域特性

研究叢書
都市言語の形成と地域特性

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757606180
  • NDC分類 801.03
  • Cコード C3381

内容説明

近年、ことばの地域差すなわち方言とは、地域の歴史や社会、経済などの複合的な要因によって顕在化する現象であり、方言をそのような地域特性との関係で研究する社会言語学的方言研究が注目されている。このような流れをうけて、本書は、近畿地方中央部で実施したフィールドワークにもとづき、わが国でもっとも歴史と文化資本の蓄積した都市社会である近畿中央方言域の待遇表現形式に焦点をあてて、その成立と特質、周辺地域への伝播を通して、ことばの生成と変容、拡大が都市のもつ特性とどのように関係しているかについて論証し、社会言語学的方言研究の新たな可能性について提言する。

目次

研究のあらましと視点
第1章 日本のフィールド言語学と都市研究
第2章 近畿中央部の地域特性と言語
第3章 近畿中央部の主要待遇表現形式に関する史的展開
第4章 近畿中央部型待遇表現形式の拡大と都市社会
第5章 近畿中央部刑待遇表現形式の受容と地域構造
第6章 社会言語学的方言研究の発展と都市言語
結び 社会言語学的方言研究の発展にむけて

著者等紹介

中井精一[ナカイセイイチ]
1962年奈良県生まれ。富山大学人文学部准教授。大阪外国語大学大学院修了。博士(文学)(論文)(大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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