内容説明
本書は、学校や家庭で親しく歌い継がれてきた日本の童謡・唱歌の源をたずね、私たちの知恵と努力によって育まれ、日本文化の大切な一翼をになうまでに至る童謡・唱歌の姿を紹介します。童謡・唱歌にふれるとき、それらの知識の深まりに繋がれば、より一層の感動を伴うものと思います。巻末には、便利な曲名索引をつけました。
目次
洋楽の日本への伝播
「学制」の発布と音楽(唱歌)の扱い
音楽取調掛と特筆すべき人物
最初の教科書『小学唱歌集』の出版
『幼稚唱歌集』全
『普通唱歌集』全
音楽用語(明治初期~中期)
祝日大祭日儀式唱歌の制定
教科書検定制度そして国定の唱歌教科書
“唱歌科”が義務教育の必修科目へ一歩前進
「国民学校令」と音楽教科書
中学校の変遷と音楽教科書
高等女学校の変遷と音楽教科書
〔国民歌謡〕日本放送協会
著者等紹介
松村直行[マツムラナオユキ]
昭和8年3月7日京都市生まれ。京都学芸大学(現京都教育大学)教育学科(教育学専攻)卒、大阪学芸大学(現大阪教育大学)特別教科(音楽)課程声楽専攻卒、同専攻科(音楽)修了。大阪府立島上高等学校講師。大阪教育大学附属池田中学校・附属高等学校池田校舎教諭。浪速短期大学講師。大阪教育大学教授(声楽・合唱・教材研究・教科教育法、大学院では日本音楽教育史、声楽教育研究を担当)。神戸大学教育学部併任。大阪教育大学附属池田中学校校長・附属高校池田校舎主任兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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