目次
第1章 古伝承の成立と緯書―応神記天之日矛伝承に関する一考察
第2章 神武記「乗龜甲為釣乍打羽擧來人」考釈―太公望伝承との関連をめぐって
第3章 倭建命の東征伝承に関する一考察―蒜・本草学・道教文献
第4章 古伝承の成立と『史記』―顕宗記雄略陵破壊復讐譚について
第5章 仁徳記枯野伝承考―大樹・寒泉・琴と漢籍
第6章 「天津水影」考―『日本書紀』一漢字表記の訓詁をめぐって
第7章 音と訓のはざ間にて―『延喜式』祝詞に見える「雑物」をめぐって
第8章 憶良の述作と敦煌願文―萬葉研究の新しい地平
第9章 長歌と願文―萬葉語「伏仰」の訓義をめぐって
第10章 『三大考』とその周辺―宣長・朱子学・山崎闇斎
著者等紹介
王小林[オウショウリン]
1963年生まれ。1984年中国西安外国語学院日本語学科卒業。1994年京都府立大学大学院修士課程修了。1998年京都大学大学院博士後期課程修了。1999年京都大学博士(文学)。現在、香港城市大学(City University of Hong Kong)人文・社会科学部准教授。上代日本文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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