内容説明
「将軍」の典拠を発見し、芥川と講談本の関わりを初めて証明した論考を含む全十章と補論二編。
目次
初期作品「老年」
大正期歴史小説と芥川
歴史小説(一)「或日の大石内蔵之助」
歴史小説(二)「戯作三昧」
歴史小説(三)「枯野抄」
歴史小説(四)「鼠小僧次郎吉」
補論(1)「鼠小僧次郎吉」その後―戯曲、映画による受容について
補論(二)博文館長篇講談と大正期文壇―荒畑寒村の社会講談を例に
歴史小説(五)「将軍」
同時代文壇の中の芥川歴史小説
評論の方法(一)「僻見」
評論の方法(二)「文芸的な、あまりに文芸的な」―「西洋の呼び声」
著者等紹介
奥野久美子[オクノクミコ]
1976年名古屋市生まれ。京都大学文学部卒業。2003年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学(国語学国文学専修)。2005年博士学位取得(文学)。京都外国語大学、京都学園大学、神戸松蔭女子学院大学、神戸女子大学にて非常勤講師を経て2005年より別府大学講師。現在准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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