内容説明
本稿は『野ざらし紀行』及び、本紀行所収句の古註釈書を、ほぼ年代順に配列したものである。『野ざらし紀行』の本文は、御雲文庫旧蔵の富士見書房版『校本芭蕉全集』別巻(井本農一他編、平成三年刊)所収の芭蕉自筆自画本の影印を編者が翻刻した。但し、石部の条のみは芭蕉自筆自画本にはない部分で和泉書院版『泊舩集』(三木慰子編、和泉書院影印叢刊86、平成七年刊)の影印を編者が翻刻した(紀行本文のみ、句読点と濁点を私に付した)。また、紀行本文を明治書院版『影印「甲子吟行」付古注翻刻集』(弥吉菅一・三木慰子編、平成三年刊)に従って便宜上三二条に分けた。
目次
深川旅立・箱根の関
富士川
大井川
小夜の中山
伊勢
西行谷
故郷母の白髪
竹の内
当麻寺〔ほか〕
著者等紹介
三木慰子[ミキヤスコ]
1958年大阪府豊中市生まれ。甲南女子大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程標準修業年限修了。現職、大阪青山短期大学助教授。専攻は近世俳諧(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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