内容説明
21世紀の地方都市は少子・高齢化の急激な進行と税収減・財政難、人口減少など、危機的状況に陥ると予想されている。このままでは衰退していく一方の地方都市を活性化するにはどうしたらいいか?本書は、松阪市と小田原市を比較研究しながら、まちづくりを探り、その中から出来ることを市民とともに実践した結果をまとめたものである。具体的な提言と実践例は、これからの地方のまちづくりに大きな示唆を与えるであろう。また、今話題の市町村合併による、新しい都市の創造の課題についても取り上げる。
目次
序章 地方都市の危機
第1章 地方都市の活性化―松阪市と小田原市の比較研究
第2章 小田原市政策総合研究所
第3章 地域の活性化と連携―「まちの駅」を中心に
第4章 市町村合併の政策的課題―松阪市を中心に
第5章 西さがみ連邦共和国(小田原市、箱根市、真鶴町、湯河原町)
第6章 少子・高齢化の進行と地方自治体
付 参考資料
著者等紹介
阪上順夫[サカガミノブオ]
1932年(昭和7)東京に生まれる。東京教育大学(現筑波大学)卒業。東京都立大学大学院博士課程修了(政治学専攻)。国立国会図書館調査員、埼玉大学教育学部助教授を経て、東京学芸大学教授、定年退官、(東京学芸大学名誉教授)。現在、松阪大学政策学部教授、教育学博士、名誉政治学博士、明治大学講師、皇学館大学講師、尾崎行雄記念財団理事、全国疎開学童連絡協議会会長
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