和泉選書<br> 隠遁の憧憬―平安文学論考

和泉選書
隠遁の憧憬―平安文学論考

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757602397
  • NDC分類 910.23
  • Cコード C1395

内容説明

本書は、「山里」「羈絆」「辺境」「深山」「出家」をキイワードに、隠遁を憧憬する平安文学に分け入り、文献学的考察や文化史的視点を交えながら、日本人の精神史を跡付けようとする試みである。

目次

1 山里論―陰影を深める山里と女君(「山里」の自然美の形成;源氏物語「山里」の風景)
2 羈絆論―断ち切れぬ絆と脆い絆(源氏物語「ほだし」淵源考;蘆刈説話の変貌)
3 辺境論―癒しの場と屏風絵の世界(「ほとり」と「つら」;古今集「池の藤波」考)
4 深山論―歌語の表記史(古今集「みやま」表記史;歌語「みやま」の「深山」表記)
5 出家論―時代状況と一つのケース(今鏡と出家;蜻蛉日記「山深く入りにし人」追跡)

著者等紹介

笹川博司[ササガワヒロジ]
1955年大阪府茨木市に生まれる。1979年京都府立大学文学部卒業。1993年大阪教育大学大学院修了。1998年博士(文学)。現在、京都女子高等学校教諭。京都女子大学・京都府立大学非常勤講師
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