和泉選書
石橋秀野の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757601734
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0395

内容説明

本書は、俳句を高浜虚子や石田波郷に学び、散文の師横光利一から「短歌に斎藤史、俳句に石橋秀野あり」と賞賛され、太陽の輝きを発するという激しい気迫をこめて、戦中戦後の苦しい流離の生活のなかに、我が子、夫(山本健吉)への愛と迫り来る死を凄絶な句に詠み、一九四七年三十八歳の生涯を閉じた夭折の女流俳人、石橋秀野の評伝である。

目次

第1章 まほろばの大和
第2章 文化学院時代
第3章 愛吟時代
第4章 横光利一と十日会
第5章 流離
第6章 京都鳴滝、西木屋町
第7章 秀野没後
終章 八女の秀野
付章 秀野俳句の特性
補注 石橋秀野をめぐる人々
流離抄
歌曲「桜濃く」をめぐって

著者等紹介

西田もとつぐ[ニシダモトツグ]
本名、元次。1934年兵庫県西宮市生まれ。甲陽学院中学校・高等学校を経て、早稲田大学教育学部社会科卒業。芦屋大学附属高等学校社会科教諭を40年間勤務し、2000年3月定年退職。俳句は中学時代、国語科村上千秋氏に手ほどきを受け、高校時代に学友と「甲陽学院あかね俳句会」を結成。高校卒業後、長い中断を経て石田波郷没後の「鶴」「万蕾」に参加。二、三の俳誌を経て、現在、「船団」(坪内稔典代表)、「雲の峰」(朝妻力主宰)同人。大阪俳句史研究会監事。俳人協会員。芦屋ユネスコ協会常任理事
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