研究叢書<br> 構文史論考

研究叢書
構文史論考

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757600652
  • NDC分類 815.1
  • Cコード C3381

内容説明

本書には、著者が発表した論文の中から、助詞と構文に関するもの、または、それに関連するものを中心に、十編を選んで収めた。語の分類的な枠組みを越えて、いわば横断的に連関していたと思われる古代語特有の構文傾向・係り結び体制は、中世には崩壊し、代わって論理的な文構造が重視されるようになってくる。後半では特にその見通しのもとに探った論考を中心に集めている。

目次

第1章 古代語の「の」「が」の関係表示
第2章 古代語の修飾法
第3章 中古語の「て」連用句とその周辺
第4章 古代語の準体句構造
第5章 準体法の推移と準体助詞「の」の形成
第6章 疑問助詞「やらん」の成立
第7章 非疑問形反語形式の史的考察
第8章 係り結び体制末期の新旧連立形式―機能の新旧連立性
第9章 対比的な複文の前句における「あり」の朧化用法
第10章 副助詞「しか」の源流―その他を否定する表現法の広がり

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