出版社内容情報
おっさん、里へ帰る。
夏。おっさんにとっては年々体力の衰えを痛感する季節。汗を拭いつつ故郷・ビデン村からの手紙を読んだベリルは、ワケあってミュイとともに里帰りすることに。「……ただいま」家族揃っての穏やかな食卓、近所の川辺で遊んだりと、久々の実家でゆっくり過ごせる--かと思いきや。急遽付いてきたクルニとヘンブリッツ、魔物サーベルボアの群れ退治、さらにはベリルの“親父殿”も剣を抜き!?予想外だらけの出来事に、束の間の休暇は大忙しで--。暑さに負けず剣を振り抜く、大人気おっさんファンタジー!
内容説明
夏。おっさんにとっては年々体力の衰えを痛感する季節。汗を拭いつつ故郷・ビデン村からの手紙を読んだベリルは、ワケあってミュイとともに里帰りすることに。「…ただいま」家族揃っての穏やかな食卓、近所の川辺で遊んだりと、久々の実家でゆっくり過ごせる―かと思いきや。急遽付いてきたクルニとヘンブリッツ、魔物サーベルボアの群れ退治、さらにはベリルの“親父殿”も剣を抜き!?予想外だらけの出来事に、束の間の休暇は大忙しで―。暑さに負けず剣を振り抜く、大人気おっさんファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナオフミ
33
話の進め方が上手い、この作品を読み終わった時に浮かんだ感想がそれでした。主人公が強いのは今までの話でよくわかりましたが、周りのキャラがどれだけ強いのかはあまり描かれていませんでした。ヒロイン組はまだ強いと思っていたがそれ以外のキャラはよくわからなかったが、今回の話ではそんなキャラにも強さの優劣をつけて余計に主人公の強さを強調しました。そして主人公の今後の第一歩としてとても面白かったです。2023/06/13
こも 旧柏バカ一代
21
おっさん、毎年発生する害獣駆除のため里帰りする。ついでに両親に義理の娘を紹介する。それに付いていく副騎士団長と元弟子の団員。2024/07/13
サケ太
15
おっさん田舎に帰る。田舎に帰っても通常営業。自身の成長を感じる姿が良い。2022/12/12
nishiyan
10
父からの手紙を読んでミュイを伴って帰省することにしたベリル。急遽、付いてきたクルニとヘンブリッツとともに毎年恒例の魔物サーベルボアの群れ退治をすることになる本巻。自己評価が低かったベリルにとって越えなければならない壁、父であり剣の師モルデアとの試合が盛り込まれるなど、シリーズのターニングポイントになりそうな予感のする展開。ミュイはベリルの両親に可愛がられたり、はたまたヘンブリッツの強さが垣間見えたりと、場所を変えても彼の周りは順調に成長をしているのだなと。王都に戻ったベリルがどんな活躍を見せるだろうのか。2024/08/17
chirako
7
今回みたいな田舎の害獣退治の話のほうが国家間の陰謀とかハデな話よりこの物語には合ってる気がする。今回は主人公が保護者しているミュイの役回りがすごくよかった。ミュイを中心に主人公の家族が再団結(元々仲は悪くないけど)したような描写がすごく微笑ましかった。ヘンブリッツ君も物語を語るのに便利キャラを超えてきた感じで今回は彼の面白さも出ていて、初めて魅力的思えたし。親父さんとのエピソードは時代劇小説っぽくてすごくよかった。こんなのがもっと読みたい。2023/01/03