内容説明
日本の冬至を狙ってカボチャを栽培する国トンガ、利息がゼロでも商売になるマレーシアの不思議な銀行、結婚ビジネスならインドが狙い目だと言われるワケ、なぜか寿司職人が求められているドイツの事情…。日本人には思いもよらないビジネスが、各国で営まれている。既成の価値にとらわれない世界のビジネス事情を紹介したアイデア満載の一冊。
目次
第１章 いま、売れに売れている絶好調ビジネス（旅行のついでにちょっと整形、ツアーまで組まれる人気ぶり―韓国；寿司職人求む！ＢＳＥと健康志向で寿司ブーム到来―ドイツ ほか）
第２章 この発想の転換が原動力アイデアビジネス（化粧品開発のきっかけは女子高生の「ヤマンバ」メイク―フランス；この国ならではのユニークな発想、コロッケ自動販売機―オランダ ほか）
第３章 生活習慣の違いが生み出すお国柄ビジネス（イスラムのタブーに挑戦するジャカルタのソムリエ―インドネシア；結婚相手探しがたいへんな国、結婚ビジネスのチャンス―インド ほか）
第４章 時代の半歩先を行く有望ビジネス（人材育成がビジネスチャンス、新たな産業が求められる島―ナウル；虫歯になったらたいへん、歯医者が少ない国―ネパール ほか）
第５章 優良企業は環境を考える資源ビジネス（二酸化炭素の排出が少ないサトウキビで走る車―ブラジル；豪快！アラスカのタクシーは空を飛ぶ―アメリカ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うたまる
2
世界で今こんなものが流行ってます、という内容の本。つまりよくある軽薄なトレンド本なんだけど、それに見事なタイトルを付けたお陰でまんまと騙された。ほとんど常識として知っていることばかりだけど、「日本に魚を売るためのノルウェーの努力」「日本産コンドームの高品質はスウェーデンの発注の賜物」「野生のラクダが存在するのはオーストラリアだけ」「モンゴル馬は日本馬のルーツでもあるため風味が近く馬肉がブランド化した」などは初見で嬉しい。2014/06/29
