内容説明
アンドロイドが人類の栄光を夢見る遙か昔から、魔法実験兵器は転がり続ける。著者:映島巡&ヨコオタロウ、監修:ヨコオタロウで再び贈る、「プレイステーション4」ゲーム「NieR:Automata(ニアオートマタ)」の中・短編小説集。新規書き下ろし中編2編を含む“短イ話”の結晶体!
著者等紹介
映島巡[エイシマジュン]
1964年生まれ。福岡県出身。「ババ抜き」で第69回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞
ヨコオタロウ[ヨコオタロウ]
ニーアシリーズ、ドラッグオンドラグーンシリーズのゲームディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカミネ
17
ゲーム本篇に纏わる短編集、A2は2Bよりも人間臭かった、9Sは2Eの真実に一度辿り着いてた、月には独りぼっちのアンドロイドが囚われていた、エミールの願いはちゃんと叶った。。当時は何の前知識もなくただただあの絶望に満ちたのに美し過ぎる世界に惹かれてましたが、今いろんな哀しい事実を知った上で改めて見れば、多分もっと美しく感じられるだろう…2年ぶりにプレイしてみよう2020/02/25
MERLI
9
短編集になりますね、本筋の内容とはまた違った面白さがあります。A2の過去話というのはゲーム終盤で解放されるイベントですけど、ここまで詳細に記したものではなかったような…小説として読めてよかったです。ちなみに書き下ろし小説ではなく既存本に収録されていた作品ばかりです。2020/03/18
彼方
8
NieR:Automataにまつわる様々なお話をまとめた短編集。個人的に一番刺さったのは少年ヨルハと似た読み味ながら本編に繋がる「ヨルハーver.1.05」二号の変遷がとても辛すぎて…これを踏まえて本編を見直すと、心が詰まって、より感傷的な気分になりますね…。あとは月面人類基地の正体を暴く「静カスギル海」2Bと9Sの葛藤や絆がより深く感じられる「記憶の檻」「記憶の棘」辺りが印象的。浅いファンなので他の短編も色々どこかにリンクしてるんだろうなぁ…と思えて、細かい所まで探してみたくなる本当世界観の深い作品…。2020/05/23
かわ
6
「エミールビーーーーム!」可愛い💕 2B9S、エミールの短編が良かった(;o;) 小説だと登場人物たちの心情が知れるのでよきよき。。 ゲーム内で見た台詞がそのまま出てきたり、砂漠とか水没都市とか行ったことある場所が出てくるので、またプレイしたくなっちゃう。2022/05/28
Cidenon/土曜朝10時読書配信
6
オリジナルの物語を期待していたが、どれもゲームのノベライズでしかなかった。「ヨルハ――Ver. 1.05」はゲーム内でも読める真珠湾降下作戦をより小説風に仕上げたものだが、真新しいエピソードはなく、小説としての出来もよくない。もう一つ期待していた「エミールの追憶」も、ゲーム中のエミールのエピソードをまとめただけのもの。「記憶ノ檻」と「記憶ノ棘」はレプリカントもプレイ済みであれば少し「おっ」と思うシーンがあるかもしれないが、それだけだ。人類会議の秘密について書かれた「静カスギル海」が一番出来がよかった。2018/09/12